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HAL(ハル、Hybrid Assistive Limb)は生体電位信号を読み取り動作する世界初のパワードスーツ。筑波大学の山海嘉之らによって開発されている。 現在2タイプが存在し、HAL 3は脚部のみが稼動するが、HAL 5は腕、脚、胴体の全てが稼動する。HAL 5は現在、装着者が本来持てる重量の5倍の重量を持つことができる性能がある。 装着者の皮膚に取り付けられたセンサーを通して微弱な生体電位信号を感知し、内蔵コンピューターによってその信号が解析され、サーボ機構によって装着者の動きを補助するようにスーツが動作する。スーツ全体は腰に取り付けられた電池によって電力供給される。 身体障害者や高齢者の運動補助のために開発されており、将来的には労働用のHALも開発する予定である。 サイバーダイン社は脚部ユニット(両脚型・単脚型)の福祉施設へのレンタルを開始した。サイバーダイン社は大量生産し、さらなる試験のため、初年度以内に10ユニット貸し出す予定である。 2006年度グッドデザイン金賞受賞。 2014年11月12日、「HAL 作業支援用(腰タイプ)」と「HAL 介護支援用(腰タイプ)」が、パーソナルケアロボット(生活支援ロボット)として、世界で初めて、安全性についての国際規格(ISO13482)の認証を取得。同年12月、厚生労働省が下肢タイプを希少疾病用医療機器に指定〔【ニュース】HAL医療用(下肢タイプ)が、厚生労働省より希少疾病用医療機器として指定 〕。 2015年11月25日、厚生労働省は医療機器「HAL医療用下肢タイプ」を緩徐進行性の神経・筋疾患用として承認〔HAL医療用下肢タイプを承認しました 2015-11-25〕、国内の販売を承認した。筋萎縮性側索硬化症や筋ジストロフィー、脊髄性筋萎縮症、球脊髄性筋萎縮症など8つの難病のいずれかに診断され、かつ体重や身長などの条件を満たした患者が対象となる〔筑波大発VBの装着型ロボ、医療機器に初承認 〕〔歩行助ける装着型ロボット「HAL」、製造販売を承認 〕。翌年1月には、厚生労働省中央社会保険医療協議会によって「HAL 医療用 下肢タイプ」の保険適用が決定された。 == 下肢用 == *外形寸法:縦469mm×横512mm×高さ1,102mm(サイズS,M,Lがある) *重量:両脚タイプ:約12kg 単脚タイプ:約7kg※2. 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「HAL (パワードスーツ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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